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「介護職辞めてよかった!」辞めたい理由と介護士を続けるべき人とは

介護士

介護の仕事は、やりがいがあり責任感の必要な尊い仕事ですが、かなりハードな仕事です。

就職先での慢性的なストレスも重なり、介護職を辞めたい方はとても多いです。

本当に心の底から現職を辞めてよかったと思っていただけるように、悩んでいるあなたに向けて介護職を辞めるべき人と、続けるべき人の違いは何かについて、徹底解説します。

自分自身の選択に自信が持てなくなっていれば、ぜひこの記事を読んで気持ちの整理をつけてみてください。

介護職の仕事を辞めたい理由

人間関係がうまくいかない

介護では相手とのコミュニケーションが非常に大切になりますが、離職率を高める要因として全体的に回答が多いのが、人間関係のトラブルです。

ひとくちに人間関係と言っても、施設長や先輩、同僚といった事務所内の人間関係もあれば、介護支援をする入居者さんに心無い言葉を言われたなど、入居者さんとの人間関係のトラブルもあります。

さらには、認知症の方の対応に疲れてしまった、暴言や暴力に耐えられない、職場のスタッフ間でいじめにあった、など、さまざまな人間関係のトラブルが精神的ストレスを引き起こす原因となっています。

人間関係のトラブルがあると、安心して仕事に取り組めません。しかし、信頼関係の改善や労働環境の解決策が明確に見つけられないまま、介護職を辞めてしまうこともあります。

生活リズムが崩れる

介護の現場は、昼夜問わず稼働しております。

施設によっては昼も夜も働かなければならない場合があります。

しかし、そのような勤務体制では出勤時間がばらばらなので、睡眠時間や食事時間などのリズムが崩れ、身体的な問題を抱えてしまう人たちが多いです。

特に、介護職の正社員で働こうと考えれば、夜勤が必須になっている施設が多い傾向がありますので、夜勤を避ける方が難しいです。中には、人手不足によって休日出勤を半強制させられる施設も実際にあります。

特に勤務時間は施設によって異なりますので、面接時に採用担当者に確認してみることでミスマッチを防ぐことが大切です。

給料・待遇面が悪い、将来の見通しが立たない

日々の労働時間における努力とは裏腹に、自分の期待するような給与や手当、待遇を受けられないという金銭的不満は、退職理由だけでなく業界全体の課題にもなっています。

基本給が安いうえに福利厚正や残業代がきちんと支払われないと、結局のところ手取りの額では生活していくのに不十分だと感じる方もいます。

勉強をして、介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネージャー)などの資格を取得することで、目に見える形で年収や給料が上がるため、収入アップには資格取得がおすすめです。

しかし、資格を取得しても、他の施設と比較して、上がる金額の少なさに落胆してしまうこともあります。

また、介護職員の仕事はスキルアップや実績が見えづらく、勤続年数で評価されがちな風潮もありますので、基本給が上がらないと若手のモチベーション維持も難しいところです。

介護報酬の改正や国の処遇改善加算によって、以前より改善の見込みがあるとはいえ、給与面で将来性やキャリアアップに不安を感じたり、他業界の給与面に魅力を感じ、離職の判断をしてしまう人もいます。

体力的につらい

介護職は人と接し、人の役に立つことができる職業ですが、入浴介助や着脱介助など仕事内容は肉体的にも大変で、かなりの体力を要するものです。

人手不足からなかなか連休が取れない職場も多いです。休日は体力回復に専念するあまり、家族や友人とプライベートな時間を過ごすことも減ってしまった…なんてこともよく聞きます。

また、無理して身体を使う方法で介助をしていると、結果的に腰痛をおこしたり膝などに強い痛みが出てしまい、ケアのために長期休養をしなければならないなんてこともしばしば。

技術面と体力面の2つの要素がとても重要な現場です。

現実と理想のギャップ

介護業界では、昔からおじいちゃん、おばあちゃんのことが大好きな人や、人をお世話することが好きな人、人からありがとうと言われたことをきっかけに感謝されることを仕事にしたい人が多いです。

しかし、実際の介護現場に直面した際に、決められた介護サービスの条件に沿って介助をしなければならない場面も多いです。

そのため、自分の介護イメージや要求に応えたい気持ちと、現実のサービス基準にギャップを感じてしまう方がいます。

したいけど出来ないという、もどかしい気持ちの中で仕事をしなければいけないのは苦痛です。介護の楽しさや達成感が生まれず、不満を解消する具体的な対処法が見つからないまま辞職を決めてしまうこともあるようです。

ストレスが多すぎる

介護現場では、常に人と接して、積極的にコミュニケーションを取りますので、慢性的にストレスがかかり続ける状況に陥りやすく、注意が必要です。

人間関係もそうですが、不測の事態への対処など緊張感のある職場です。

限られた時間の中でスムーズに介護をしなければならなかったり、自分のミスが重大な事故につながるかもしれないという、責任感とプレッシャーの中で仕事をしていかなければいけません。

時期によっては非常に忙しく、通常の介護業務に加えて、レクリエーションの企画なども行わなければならず、負担に感じてしまう方もいます。

また、介護主任やリーダーといった管理職の看護師さんは、マネジメントがうまくいかないことにストレスを感じてしまいがちです。

さまざまな負担がのしかかり、心身の健康に悪影響を与えたり、仕事に対する意欲がそがれてしまうケースは少なくありません。

結婚、妊娠、出産、育児

女性が将来のライフプランを立てていく中で立ちはだかる問題の1つでもあります。

結婚、妊娠、出産、育児が辞めたい理由の場合は、円満退職になるケースが多く、子育てが一区切りついた後の仕事復帰が叶う場合も多いです。

しかし、お子さんの体調不良でシフトに穴をあけることが続いてしまい、それが原因で職場にいづらくなってしまうなど、縁あって仕事復帰ができたとしても、そのあとの気苦労も絶えないのが悩ましいところです。

職場を変えることで働き方が変わる

複数の介護施設への転職をした中で、何度も同じような気持ちが芽生えてしまうということであれば、介護職を辞めて、全く違う業界や他の職種に転職するのも一つです。

しかし、2つ、3つの介護施設でのみ仕事をしてきた、もしくは勤務年数が半年以下であったり、転職回数が極端に多い場合は、一度立ち止まって考えてみてください。

仕事で得た介護知識やノウハウ、スキルをすぐに手放してしまうよりも、現在の入職先の環境改善につとめることで、介護職を辞めたい気持ちを払拭し、ステップアップして活躍できる可能性は十分にあります。

20、30代の若手の方は、体力がある上に仕事を覚えるスピードも早いため、どの介護施設でも歓迎されることが多いです。

また、ご存じの通り、介護施設には、有料老人ホームやデイサービス、特養やグループホームなどがあり、施設形態はさまざまです。

実務者研修や介護福祉士、医療行為が出来る看護師などの資格をお持ちであれば、あらゆる施設で、即戦力として歓迎されます。

さらに、正社員、契約社員、パート、派遣などさまざまな働き方から選択できます。このような雇用形態をとる業界は数少なく、普通のサラリーマンでは難しい多様な働き方ができるのは介護職のメリットなのです。

介護職の転職体験談

ぜひ以下の成功体験談を読んで、どのようなポイントを大切にすべきか、今後の判断基準として参考にしてみてください。

働く時間を固定することで、プライベートにも余裕ができた

正社員で働いていた時には、朝も昼も夜も、とにかく施設のシフト通りに仕事をしていました。しかし、生活リズムの乱れから、休みの日は1日家の中で過ごすことが多くなりました。

夫や子どもと休みの日に出かける約束をし、その日はとても楽しいのですが、次の勤務は体力的にしんどくて悩んでいました。

これでは、いつか限界をむかえて勤務中に大きな失敗をしてしまうのではないかと心配になり、労働条件を変えて早出、日勤、遅出のシフト体制で正社員で働けるよう施設に打診しようと決断しました。

幸い、人事部や上司の理解があり快く承諾してしていただいたため、給料面は少し劣るものの、体調面が安定して勤務できるようになりました。また、家庭との時間を確保し、プライベートと両立した毎日を送っています。

施設を変えることで自分なりの介護をすることが叶った

昔は訪問介護をしていました。

実際に自宅まで出向いて利用者さんの介護をしており、1人1人のことを考えた介護を目標に、理想の介護を経験できる職場だと感じていました。

しかし、介護以外に関わることについては「してあげたい」と思う業務があっても、規則によって対応してはいけない場面も多々ありました。

また、介護についても、対応できる範囲が決まっており、なんだかもどかしい気持ちを抱えていたため、思っていた介護とは違うと思いました。

このまま別業種への転職活動を進めようと検討しましたが、施設介護であれば希望が残されているかもしれないと思い、思いきって職場を変えることにしました。

結果的に、私の考えと経営方針・理念が合致し、訪問介護の時よりも1人1人と向き合って介護ができるようになった気がします。

自分の働いている職場が40名程度の小規模の施設だからかもしれませんが、転職先では職場環境や雰囲気も変わり、自分の介護像を叶えられたので、職場を変えてみたことで解決できて良かったと思っています。

給料面を重視し夜勤専従の働き方に変えた

未経験・無資格OKという求人情報に興味をもち、将来のキャリアや高齢者の役に立ちたいと考えて、転職エージェントを通して介護職へ転職しました。

しかし、前職の製造の一般企業に比べて、勤務時間に対しての給料の低さにびっくりしました。

もちろん、事前にいろいろ調べていたのですが、ここまでか…と、想像以上で驚きました。

賞与のことも考え、正社員で勤務をしていましたが、夜勤のみで働いた方が稼げるのでは?と思い、紹介会社を通じて転職することにしました。

夜勤専従の正社員は、求人数もすくないので、派遣にも登録して夜勤専従も並行して考えました。

派遣さんの給料の高さには驚きましたが、担当者の方にタイミングよく好条件の夜勤専従の正社員の仕事を提案いただき、機会を逃すまいと入社を決意しました。

介護職辞めてよかった!と心から思うために

上記のようなさまざまな理由から退職という選択肢を取る方がいます。

自分がなぜ辞めたいのか、現状を把握し、対策することが、ミスマッチを防ぐコツです。

また、自分の年齢や今までの習得スキルを考慮した時に、転職はデメリットが大きい可能性もあります。客観的な視点をもって冷静に判断することが大切です。

あの時、介護職を辞めなければよかったと思わないように、あなた自身にとっても最良の選択をしてくださいね。

スタッフ満足の紹介

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介護士
この記事を書いた人

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