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介護福祉士の仕事内容は大変?1日のスケジュールでまるわかり!

介護福祉士の仕事内容 介護士

介護福祉士になると、通常の身体介護などの介護業務に加え、リーダー業務や教育業務など、責任のある仕事を任されることも多くなります。

ご入居者や職員間の信頼関係など、あなたに関する評価や見方も変わってくるでしょう。

今回は、介護福祉士になることで得られるメリットや、やりがいに加え、働き方がどう変わるのか重要なポイントを解説していきます。

これから介護福祉士を目指す方は、情報収集の参考にしてみてください。

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介護福祉士とは

介護福祉士は「社会福祉士及び介護福祉士法」によって、1987年に定められた、介護業界で唯一の国家資格です。

専門知識や技術を有しているものとして、介護現場のリーダー職を務めるなど、責任ある立場になるための資格としても認められる介護資格です。

高齢化が進む日本では、2017年以降、約6万人のペースで介護福祉士が増えており、長く介護業界で働くのであれば、ぜひとも取得しておきたい資格です。

具体的な介護福祉士の仕事内容は?

介護福祉士の仕事内容

高齢者や障害者など介護を必要とする方の身体に直接触れて行う身体介護を行います。

例えば、身体介助や排泄介助、食事介助、着替えの補助、移動介助、臥床・離床介助、外出介助、生活援助などの基本的な介護業務です。

また、チームリーダーとして他スタッフのタスク管理をはじめとしたチームマネジメントや、新人スタッフの育成、他職種との連携も行います。

さらに、要介護者の社会的な孤立を防ぐためのメンタルケアや社会活動支援、福祉用具の紹介・案内、ご利用者さんのご家族の相談を受けたりアドバイスをすることもあります。

よって、多岐にわたる、+αの業務に携わることとなります。

介護福祉士の仕事内容

身体介助、排泄介助、食事介助、臥床・離床介助、生活援助などの、基本的な介護業務に加えて、チームリーダーとしてのマネジメントや教育、相談・助言などの+αの業務が加わります。

介護福祉士と介護士(ホームヘルパー)の仕事内容の違いは?

介護福祉士になる過程で、専門知識を勉強し、実務経験を積むことで、高齢者や体に障害のある方をサポートするためのあらゆる介護技術を身につけることができますが、介護福祉士だけができる介護サービス業務などは特にありません。

よって、介護職員初任者研修や実務者研修をお持ちのヘルパーの方と仕事内容に違いはなく、要介護者の自立生活を支援することを目的に介護を行います。

しかし、介護福祉士国家資格は、介護に関する専門的な知識や技術を持っていることを証明でき、周囲からの信頼を得たり、責任ある仕事を任されやすくなります。

具体的には、リーダー業務や、新人指導など、介護スキルの向上を手助けする仕事です。

自分自身でキャリアアップを目指したいと考えている方には非常に魅力的なため、介護福祉士の資格は必須と言えるかもしれませんね。

介護福祉士の1日のスケジュール(有料老人ホームの場合)

施設形態によりスケジュールはいろいろですが、下記が1日の仕事の基本的な流れとなります。

早出、日勤、遅出、夜勤では出勤・退勤時間が異なりますが、それぞれのタイムスケジュールに合わせて勤務します。

勤務時間の中で、新人の介護スタッフへの教育業務なども任されるケースがあります。

06:00起床、離床介助、整容、朝食調理、
引継ぎ内容やスケジュール確認
07:00朝食配膳、食事介助、口腔ケア、服薬など
08:00記録や片付け
09:00血圧・脈拍など健康チェック、
入浴介助、排泄介助
10:00リネン類の交換
11:00機能訓練の対応や補助、昼食準備
12:00昼食、食事介助
13:00口腔ケア、服薬など
レクリエーション、おやつタイム、イベント、リハビリ、書類作成や介護記録など
※入居者様のフリー休憩時間となっている施設もあります。
17:00夕食準備、夜勤スタッフと交代
18:00夕食、食事介助
20:00おむつ交換、臥床介助、服薬介助
21:00就寝準備、消灯

施設ごとに業務内容の違いはある?

支援内容に大きな違いはありませんが、福祉施設ごとに1日のスケジュールや働き方、動き方が異なるため、全く違う業務内容に感じることもあります。

特別養護老人ホーム(特養)で働く介護福祉士の場合

特養の場合は、「従来型」と「ユニット型」でさらに分かれますので、1日の動き方も多少違いがでます。

事業所の形態によって得意・不得意も分かれますので心配な方はチェックしておきましょう。

デイサービス(通所介護)で働く介護福祉士の場合

通所介護と呼ばれる福祉サービスのことで、リハビリテーションが必要な状態の方や認知症の方が対象の、ひとつの分野に特化したデイサービスがたくさんあります。

デイサービスごとに特色が違うと、働き方や求められるスキルにも多少の違いがでてきます。

また、ご利用者のご自宅から送迎する業務があります。

下の関連記事で情報提供しておりますので、気になる方はご覧ください。

介護老人保健施設(老健)で働く介護福祉士の場合

老健は、有料老人ホームなどの一般的な介護施設とは、少し違った働き方を経験することができます。

長く介護職で活躍し続けていくのであれば、一度どんな動き方をしている施設なのかを見極めておくことは、今後の介護人生において有益になるかもしれません。

病院で働く介護福祉士の場合

介護福祉士は、就業先が病院などの医療施設である場合、看護助手と呼ばれたりもしますが、患者さんの身の回りのお世話をするという仕事内容に差異はほとんどありません。

ただ、働く場所が「病院」だけあって、医師や看護師と連携し事務作業を行うこともあり、「介護施設」とは雰囲気も違います。

身体を自由に動かせない方の体位変換や清拭を行ったり、病室の清掃をすることもあります。

病院勤務に興味がある方は、以下の関連記事をご覧ください。

訪問介護事業所で働く介護福祉士の場合

訪問介護員(ホームヘルパー)と呼ばれますが、要介護の方の居宅に訪問し、身体介護や家事などの日常生活の支援を行います。

日常生活支援とは、要介護者本人がご自宅で生活するうえで、身体が不自由でやりたいけどできないとされる、部屋の掃除や洗濯、買い物、身の回りの整理整頓といった家事全般を代行して行うことです。

介護福祉士のやりがい、メリットは?

給料、年収、時給アップにつながる

介護福祉士になるうえで、よくある質問が給与面についてです。

介護士の給料アップの基準は、所持資格や、その職場での経験年数など明確に決められていることが多いです。

介護福祉士は、国家資格ですので、資格による給与変動の中では、トップクラスの介護資格となりますし、特定処遇改善加算も適用されるので、おのずと給料水準は上がります。

 保有資格  平均勤続年数 平均給与額(月給) 年収(想定額) 
介護福祉士8.9年329,250円3,951,000円
実務者研修6.7年303,230円3,638,760円
初任者研修7.3年301,210円3,614,520円
無資格5.5年275,920円3,311,040円
※平均給与額は、手当や一時金も含む
参考:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

相場での表示ですが、表のとおり、所持資格だけで明確に差が出ます。

介護福祉士の受験資格にもなっている実務者研修の資格で比較すると、月給は3万円弱、年収で見ると30万円以上の給料差になります。

介護福祉士の給料面について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

キャリアアップにつながる

介護福祉士の資格を持っていることで、現場のリーダー職に抜擢されることもあり、他スタッフの成長を間近で感じることができます。

また、施設長や、ケアマネージャー、サービス提供責任者、生活相談員など、施設の運営側にも携わる役割を任された場合、介護福祉士の資格もあると施設全体からの信頼感もグッと高まります。

介護未経験でも、今後介護士として活躍していきたいという希望をもって、介護福祉士の資格取得を目指す方が多くなっています。

入居者や職場からの信頼感・期待感が上がる

もちろん、介護福祉士は専門的知識や技術を兼ね備えた介護士として見られますので、ご利用者の方からしても安心感がありますし、施設内からの信頼感も高まります。

喀痰吸引と経管栄養の2つの医療的ケア行為を担うことができる上、リーダー業務や、教育業務など、教える立場になる機会も増えます。

転職に有利になる

介護福祉士の資格があるだけで、需要が高くなり、転職先からの見られ方も変わります。

そのため、他の介護資格を所持しているよりも、採用率が高いイメージです。

また、正社員になることの条件として、介護福祉士の資格必須と求人情報に記載があったり、面接で確認をする介護施設もありますので、将来性を考えて、介護福祉士の受験要件を満たしている方は取得しておくことをおすすめします。

介護福祉士の試験の難易度は?合格率は?

介護士資格

介護福祉士の試験の合格率は、以下の通りとなっております。

2017年2018年2019年2020年2021年
受験者数76,323人92,654人94,610人84,032人84,483人
合格者数55,031人65,574人69,736人58,745人59,975人
合格率72.1%70.8%73.7%69.9%71.0%
参考:第33回介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移

介護福祉士の試験については、過去5年をさかのぼっても、合格率は70%前後となっております。

マークシートで五肢択一式(配点は1問1点)で、問題が用意されており、60%程度の正答率を合格基準としています。

難易度は高く、誰でも合格できる簡単な試験ではありません。

しかし、実務経験を積み、時間をとって内容理解を深めていくことが、合格に向けて大切なことです。不安解消のために、テキストや過去問などで多くの問題を解いてみてください。

また、介護福祉士の試験内容について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

介護福祉士になるにはどうする?資格取得の方法

介護福祉士の資格を取得するためには、まずは試験に合格しなければなりません。

介護福祉士試験は厚生労働省の外郭団体である財団法人社会福祉振興・試験センター管轄のもと、毎年1月に筆記試験、3月に実技試験が実施されます。

介護福祉士試験を受けるには、下記3パターン7項目のいずれかに該当している必要があります。

実務経験パターン

すでに介護職に従事している場合は、下記の2つの条件のうち、どちらかを満たすことで受験資格を取得できます。

  • 介護業務の実務経験が3年以上あり、介護福祉士実務者研修を修了している
  • 介護業務の実務経験が3年以上あり、介護職員基礎研修もしくは喀痰吸引等研修を修了している

参考:第32回介護福祉士国家試験の施行について

養成施設修学パターン

以前は専門学校などの養成校を卒業し、所定の登録手続きをもって介護福祉士の資格が取得できました。

しかし「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、2016年以降は受験が必要となりました。

次のいずれかの条件を満たすことで受験資格を取得できます。

  • 高等学校卒業資格を持ち、介護福祉士養成施設(2年制以上)を卒業している
  • 高等学校卒業資格を持ち、福祉系大学・社会福祉養成施設・保育士養成施設のいずれかを卒業後、介護福祉士養成施設(1年制以上)を卒業している

福祉系高等学校修学パターン

福祉系高校を修学するパターンでは、次の3つのいずれかで受験資格が取得できます。

  • 2009年度以降に福祉系高等学校へ入学、新カリキュラムを履修したのち卒業している
  • 2008年度以前に福祉系高等学校へ入学、旧カリキュラムを履修したのち卒業している※1
  • 2009年度以降に特例高等学校へ入学、必須単位を取得して卒業後、介護業務を9ヵ月以上※2 経験している※1

※1 介護技術講習を受講していない場合は、国家試験の際に実技試験を実施

※2 勤務日数135日以上

EPA介護福祉士候補者が介護福祉士資格を取得する方法

日本で介護福祉士を目指し、EPA受け入れ施設で研修を受けながら働くインドネシア人、フィリピン人、ベトナム人のことをEPA介護福祉士候補者といいます。

受け入れ施設での研修・就労経験が3年以上あり、国家試験に合格すれば介護福祉士の資格を取得できます。

介護福祉士になるルートを紹介していますので、こちらの記事を参考にどうぞ。

介護福祉士は責任とやりがいも大きくなる

介護業界では、介護資格によって待遇が変わる傾向がありますので、介護士として働くのであれば、できる限り介護福祉士を目指しましょう。

介護福祉士の有資格者になることで、介護のプロフェッショナルとして、責任ある業務に携われることが増えていきます。そのため、仕事の面白さや、やりがい、感謝される喜びも深く実感できます。

ぜひ介護福祉士をめざしていってください。

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